投稿日:2011-08-26 Fri
■報告■講座番号⑨■食農共育【報告】今に生きる伝統野菜と種のお話
昔は世界中の農民が自家採取していた「種」ですが、現在普通に売られている野菜の種は、ほとんどが「F1」や「交配種」と言われる一代限りの雑種(ハイブリッド)になってしまっています。本来は「一粒万倍」という言葉に表されるような生命力を秘めた種なのに、子孫を作れない種からできた植物ばかり食べ続けることで、人間も含めた動物に異常が現れないのかという講師の疑問を真剣に受け止め、これからの農業への警告であると思った受講生も少なくはなかった講座でした。

■受講者のみなさまの声
・今まで知らなかった事を分かりやすく説明していただきありがとうございました。総論として、食の安全性についてもう一度、考え直さないといけないと思います。(60歳代)
・野菜のタネの種類の違いについて、はじめてわかりました。今、店頭で売られている野菜が、ほとんどF1品種と異品種とをかけあわせて作った雑種では、問題がありすぎるかなあという気がします。安全、安心で食べ続けていくのは、種の品種名・種子消毒の薬品名、発芽試験の日、産地をしっかりチェックしていくことが大事だと感じました。(40歳代)
・2時間あっという間でした。食べ物には日頃から意識を払っていますが、種についてはなかなか知ることができないので、講師がおっしゃるように「見える化」を義務化していく必要性を強く感じました。(20歳代)
・普段見えない野菜の元を知ることができて面白かったです。知らずに画一化されて、それのみしか手に入らないようになってしまっている社会の“しくみ”、知らないことの怖さをまた一つ知りました。(60歳代)
----------------------------------------------------------------------------------
◆日 時 :1月31日(火) 10:30~12:30
◆講 師 :野口 勲さん (野口種苗研究所 所長)
◆会 場 :生活クラブ館 (小田急線経堂駅下車徒歩3分)案内図
◆受講料 :2,000円/CS会員&生活クラブ東京1,800円
◆定 員 :30名
----------------------------------------------------------------------------------
食農共育講座は「生活クラブの学校 食のクラス」として、生活クラブ・東京共催企画です。
CS会員・生活クラブ東京組合員は受講料が1割引となります。
CS会員は食農共育講座6講座以上の受講で、さらに1,000円割引となります。
----------------------------------------------------------------------------------
【10月~3月講座一覧】 【会員登録について】
----------------------------------------------------------------------------------
スポンサーサイト
△ PAGE UP